y2trip » 5/10 45番岩屋寺、三坂峠を経て道後温泉へ

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2007

5/10 45番岩屋寺、三坂峠を経て道後温泉へ

5/10 45番岩屋寺、三坂峠を経て道後温泉へ



45番 岩屋寺へ


45番 岩屋寺 本堂
45番 岩屋寺 本堂
遍路道の途中にあった洞
遍路道の途中にあった洞

朝食を終え出発の準備をしていると急に窓の外が騒がしくなった.何だろうと思って窓の外を見ると激しい雨が屋根を叩きつける音だった.他の人達は既に岩屋寺へ向かったようだが、私は雨が小降りになるまでもう暫く様子を見ることにした.やがて雨が小降りになったので、ザックを宿のロビーに預け、岩屋寺へ向かった.


宿の親父さんが雨なので遍路道を避け県道12号線をそのまま歩いた方が良いというので車道を歩くことにした.県道12号線に入ると直ぐにきつい上り坂になった.坂を登り切ったところでトンネルに入った.トンネルを抜けると緩やかな下り坂になった.岩屋寺の方向から来るお遍路さん達とすれ違った.この人達は昨夜は岩屋寺近辺に泊まり、これから三坂峠を越えて松山へ向かうのだろう.


雨の中県道12号線を歩いていると国民宿舎古岩屋荘の前を通りかかった.古岩屋荘は想像していたより立派で大きな宿だった.古岩屋トンネルで見覚えのあるお遍路さん達とすれちがった.彼らは一足先にお参りを済ませ久万高原に戻るところのようだ.岩屋寺の麓に着くと参道の手前におみやげ屋さんが店を出していた.車で来た人達もここからは皆階段で本堂へ向かわなければならないようだ.


崖につけられた急な階段を息を切らせながら登って行く.境内まで何段あるのかわからないが、標高差230mを階段で昇るのはかなり辛い.お年寄りには大変な労役だ.ようやく本堂へ辿り着いたが、暫くはお参りどころではなかった.ベンチで一休みしてから本堂へ向かった.


本堂お参りをしているとどこかの爺さんたちの団体が本堂の前で周りの迷惑も顧みず、大きな声ではしゃいでいる.そのうちの一人が、私がまだお参りをしている最中にも関わらず『そこの兄さん ちょっとこっち来て写真撮ってくれや』と大声を出している.何て無神経で品のない爺さんだ.無視してお参りを続けていたら、この爺さんは諦めたのか他に写真を撮ってくれそうな人を探していた.私がお参りを終えるまで待てないのだろうか.


それにしてもこのお寺の光景は異様だった.何もこんな崖の上にわざわざお寺を建てなくても良さそうなものだが、修行の場所がそのままお寺として残ったと言った方が正解だろうか.お参りを済ませ階段を降りていたら途中で先程の爺さんの一団がとてもゆっくりと階段を降りていた.先程はついむかついて無視してしまったが、このおじいさん達にとってはついはしゃぎたくなるような楽しい一時だったのかもしれない.ちゃんと写真を撮ってあげれば良かったとちょっぴり後悔した.


岩屋寺から久万高原に戻る途中、埼玉のOさんとまたしてもすれ違った.Oさんとすれ違って程なく今度は山梨のY夫妻とすれ違った.Y夫妻は今夜は私が昨夜泊まった安らぎの宿でんこに泊まると言っていた.この分だと松山あたりでまた会うことになるのだろう.


往きは県道12号線を通ってきたので、戻りは古岩屋荘から遍路道に入ることにした.雨で少しぬかるんでいたがとても歩き易い快適な遍路道だった.往きもこの道を通ってくれば良かった.お昼までには宿に戻ることができた.宿の1階はレストランになっているのでついでにお昼を食べて行くことにした.お昼時ということもあり店内はかなり混んでいた. 

三坂峠を経て道後温泉へ


坂本屋 坂本屋
嫁さん募集中の米突き職人さん
嫁さん募集中の米突き職人さん
46番 浄瑠璃寺
46番 浄瑠璃寺
47番 八坂寺
47番 八坂寺
別格9番 文殊院
別格9番 文殊院
文殊院の墨書きと朱印
文殊院の墨書きと朱印
48番 西林寺
48番 西林寺
49番 浄土寺
49番 浄土寺
50番 繁多寺

50番 繁多寺

51番 石手寺
51番 石手寺

午後1時過ぎ、宿を出て三坂峠へ向かう.国道33号線を峠に向かって歩いていると、今朝岩屋トンネルですれ違った人達に追いついた.三坂峠までは緩やかな上りが続いた.三坂峠に着く頃には空は大分青空が広がっていた.三坂峠からは国道を離れ、昔ながらの峠越えの遍路道になった.


国道ができるまではこの道が松山方面へ向かう主要な街道だったらしい.標高710mの峠の頂上から山道を一気に下って行く.途中までは地道の快適な道だったが、麓に近づくと堅いコンクリートの農作業道に変わった.歩き遍路にとって下りのコンクリート舗装道路ほど辛い物はない.農作業のための道路なので仕方がないが、人にも車にも優しい道は造れないものだろうか.


麓に近づくと、道沿いに坂本屋というお遍路休憩所があった.時間がなかったが休憩所のおばさんが是非寄っていってというので、一休みさせて貰うことにした.中に入ると土間に囲炉裏とかまどがあり、黒光りした柱など一気に明治の頃にタイムスリップしたようだった.坂本屋は昔は街道筋の宿として繁盛していたという.今は休日に地元のボランティアによってお遍路休憩所として活用されているようだ.


松山大学の学生さんが作成した松山近郊のお遍路マップを戴いた.何だかんだで30分ぐらい長居してしまった.もっとゆっくりして居たかったが今日は道後温泉まで行かなければならないので、先を急いだ.


坂本屋さんを少し下ったところにちょっと風変わりなお遍路休憩所があった.面白そうなのでちょっと寄ってみた.米つき職人さんの人形が置かれている.嫁さん募集中とある.何だか訳が分からないが楽しそうだ.もう少しここで遊んでいたかったが時間がないので坂を下って行った.途中に網掛石というお大師さんにまつわる史跡があったが、写真も撮らずにそのまま通り過ぎた.


午後3時40分過ぎ、46番浄瑠璃寺に到着した.目の前に長珍屋さんという立派な宿が建っていた.遍路に人気の宿らしいが、あいにくこの日は既に満員で予約することができなかった.朝に久万高原町から打戻で岩屋寺を廻ってから松山方面へ向かう場合には、この辺りで泊まるのが理想的な距離配分だったが、宿の関係で思い切って松山市内の道後温泉まで行くことにした.


浄瑠璃寺の境内は団体さんで賑わっていた.お参りを終えると直ぐにそのまま47番八坂寺へ向かった.八坂寺は浄瑠璃寺からは目と鼻の先の距離なので、10分も掛からなかった.八坂寺は猫の額ほどの境内しかないとても小さなお寺だった.次の別格9番文殊院も八坂寺から10分ちょっとの距離だった.この文殊院はお遍路の開祖として知られる衛門三郎のゆかりのお寺だそうだ.納経時間内に無事文殊院にお参りできたのでホッとした.


途中にあった札始大師堂で少し休憩をしてから48番西林寺へ向かった.大きな川を渡り松山自動車道を越えたあたりに西林寺はあった.お寺に着いたときには既に5時45分で、境内にはお遍路さんは誰も居なかった.地元の方であろうか若い娘さんを連れた熟年のご婦人が熱心にお参りしていた.夕暮れのお寺の境内はどことなく風情があってのんびりしていたくなる素敵な空間だった.


松山市内に近づくにつれ周りの景色がこれまでの田園地帯からだんだんと普通の住宅街に変わって行った.午後6時40分にようやく浄土寺に到着した.こんな時間ではさすがに境内にはもう誰も居ない.急いでお参りを済ませ、次の50番繁多寺に向かった.繁多寺に着いた頃には既にすっかり日が暮れていた.薄暗い境内でお参りをしたが暗すぎて経本の字が読めなかった.


繁多寺を後にして、県道40号線を51番石手寺へ向かった.遍路道を歩くつもりだったが暗すぎて遍路道を見つけることができず、車道を歩くことにした.午後8時前になってようやく石手寺に着いたが、既に門前の照明も消されていて、辺り一面真っ暗でとても境内でお参りができるような状態ではなかった.仕方がないので石手寺はまた明日の朝にお参りに来ることにした.


午後8時過ぎ、ようやく今夜の宿であるメルパルク松山に着いた.温泉に浸かってしまうともう動くことができなくなりそうなので、先に夕食の買い出しに行くことにした.道後温泉駅前のからくり時計前には夜の9時過ぎだというのに、大勢の人が繰り出していた.皆からくり時計が動き出すのを待っているようだった.


ホテルに戻り夕食を食べてから、ゆっくりと温泉に浸かった.今日1日で50km以上歩いてしまった.流石に疲れた.メルパルク松山に連泊して長旅の疲れを道後の温泉でゆっくりと癒すことにした.明日は、今日お参りし損ねた石出寺へ寄ってから、ゆっくりと松山市内を散策することにした.



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この日の歩数:75,303 歩 【累積歩数:1,432,486 歩 】 歩行距離:51.8 km【累積歩行距離:873.2 km 】

 宿泊先: メルパルク松山
      【 TEL 089-945-6411 FAX 089-945-6186 】
      〒790-0858 愛媛県松山市道後姫塚123-2
      http://www.mielparque.jp/mty/mty01.html

      6,500円 : ビジネス5450プラン(5,300円 + 入湯税 150円 ) + 朝食1,050円

      洗濯機・乾燥機: なし
      温泉大浴場あり




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