y2trip » 4/8 建治寺から13番大日寺へ

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08

2007

4/8 建治寺から13番大日寺へ


4/8 建治寺から13番大日寺へ



場外霊場 建治寺


綺麗な鮎喰川で川遊び
綺麗な鮎喰川で川遊び
狸の親子のお出迎え
狸の親子のお出迎え
麓を見下ろす
麓を見下ろす
枯れてしまった建治の滝
枯れてしまった建治の滝
この梯子も遍路道?
この梯子も遍路道?

当初の予定では17番の井戸寺まで廻ることを考えていたが、昨日の焼山寺越えでかなり疲れが溜まっているはずなので、今日は無理をせず、建治寺と別格2番童学寺、13番の大日寺の3カ所だけに留めておくことにした.朝8時過ぎに宿を出て、近くの鮎喰川の河原でのんびり暇を潰した.鮎喰川は徳島市からそれほど離れていないのに、自然の護岸が多く残されているとても清冽な川だった.こんな綺麗な川は久しく見たことがなかった.この季節はまだ鮎のシーズンではないが、川の名前からしてさぞかし鮎が沢山捕れるのだろう.


河原では地元の人達が朝から釣りをしていた.どのような魚が釣れているのかは分からなかったが、のんびりと釣りの様子を眺めていた.これから向かう場外霊場建治寺は13番大日寺の奥の院で、標高310mの山の上にあるお寺だ.辰野和男さんの本で紹介されていたので、今回の遍路で立ち寄ってみたかったお寺の一つだった.ペンションやすらぎのご主人がちょうど建治寺にお参りに行くので、一緒に車で行きませんかと誘っていただいたが、どうしても歩いて行きたかったので、車での参拝は丁寧にお断りさせていただいた.


鮎喰川を離れ県立神山森林公園へ続く道をくねくねと蛇行しながら登って行く.ガードレールには森林公園で行われている桜祭りの幟りが至る所に立てられており、丁度この先の森林公園で桜祭りが開催されているようだ.途中にあった小さな公園ではお年寄り達がゲートボールをしている傍らで、家族連れが花見をしていた.天気にも恵まれた休日ということもあり、絶好の花見日和だった.


暫く車道歩きが続き、標高210m辺りで建治寺遍路道保全道と交差した.建治寺へはここから車道を逸れ山の中の遍路道に入って行く.ちょうど私の前を年配の男性が歩いていたので、この方とおしゃべりをしながら建治寺へ向かうことにした.話を聞くとこの方は近所に住んでいる方で、この辺を良く散策しているようだった.建治寺経由で遍路道沿いに森林公園の方へ行く予定らしい.


遍路道を歩いていたら道の所々に鳥の巣箱のような木製の箱が置いてあったので、年配の男性にあれは何の箱ですかと尋ねてみると、ミツバチを飼っている箱だと言う.鳥の巣箱にしては入り口の穴もないし、土手のコンクリートの護岸の上など変な場所に置かれていたので不思議に思っていたのだが、ミツバチの巣箱だと聞いてなるほどと納得した.遍路道の廻りに咲いている花の名前や動植物のことなど色々と教えていただいた.


建治寺の駐車場からは麓の様子が一望することができるので、次に向かう童学寺を探してみたがここからでは山の陰になるようで、見つけることはできなかった.本堂でお参りを済ませてから、滝行が行われている建治の滝がある場所へ行ってみた.建治の滝は本堂から離れた場所にあって、本堂からは結構険しい山道を下りて行かなければならなかった.


それらしい場所に着いたのだが、どこにも滝は見あたらなかった.耳を澄ませてみたが水が流れているような音は聞こえてこない.側に小さな祠があったので、恐らくここが建治の滝なのだろう.本来ならこの崖を水が流れ落ちているはずなのだが、水は全く流れていなかった.このところの干ばつで完全に干上がってしまっているようだった.


このままこの山道を下っていけば、鮎喰川沿いの県道へ出られるようだが、童学寺へ向かうには遠回りになてしまうので、一旦本堂まで戻ってから元来た道を戻ることにした.



童学寺から13番大日寺へ


別格2番 童学寺
別格2番 童学寺
七福神の皆さん
七福神の皆さん
別格用の納経帳
別格用の納経帳
童学寺の墨書き
童学寺の墨書き
13番 大日寺
13番 大日寺

童学寺へ向かう途中、歯ノ辻神社のところで旧道と新しいバイパスに別れる分岐があった.山越えの旧道も車道のようなので、同じ車道を歩くのであれば圧倒的に距離が短い新道を歩く事にした.新童学寺トンネルを抜けた先に童学寺へ向かう遍路道があるはずなのだが、それらしき入り口が見つからず、結局車道を迂回して童学寺へ着いた.


お寺の前には溜池があり、釣り禁止の立て看板があるにも関わらず、高校生くらいの男の子がルアーで釣りをしていた.ブラックバスでも釣っているのだろうか.ちょっと変わった山門をくぐり境内に入ると、マイクロバスで来ていた少人数の団体さんがお参りしていただけで、他に参拝客は居ないようだ.


今回の遍路では所謂納経はしないことにしていたのだが、他の人達が納経帳に墨書きと朱印を押して貰っているのを見ていたら、何となく別格20霊場だけでも納経しておきたくなった.写経したお経を本堂に納めた証に納経帳に墨書きと朱印を頂くというのが納経するという本来の行為の筈なのだが、四国遍路では納経という行為が形骸化していて、納経帳に墨書きと朱印だけを貰うということが一般化してしまっている.中には写経したお経をきちんと本堂に納める人も居るようだが、お寺にとっては納経料は一番の稼ぎ頭なので実際にお経を納めたかどうかなどということは気にしていないようだ.


そういう私もお経を納める訳ではないので、納経帳に墨書きと朱印を貰うのは少し気が引けるが、旅の記念として貴重な物になりそうなので、別格のお寺だけ納経することにした.既に1番の大山寺は既にお参りを終えてしまったので、最後にもう一度お礼参りも兼ねて訪れることにして、とりあえず2番からでも納経帳に朱印を押して貰うことにした.納経所で一番小さなタイプの別格用の納経帳を購入した.納経帳には既にご住職の直筆の筆書きがされていて、朱印だけ窓口のおばちゃんが押してくれた.


童学寺を後にし、次の13番大日寺へ向かう途中で、20代前半ぐらいのひょろりとした青年N君に出会った.話を聞くと今朝藤井寺を出て焼山寺を超え、13番の大日寺まで行くところだという.彼も名西旅館 花に宿をとっているということなので、宿まで一緒に歩くことにした.


11番の藤井寺から13番の大日寺までを1日でこなすのは普段から山歩きをしている相当健脚の人でないと無理だと思うが、N君は若さに物を言わせてここまで歩いて来たようだ.流石に焼山寺越えでここまで歩いてくるのは彼にとっても相当過酷だったようで、足取りは見るからに痛々しく、金剛杖にもたれ掛かかりながら何とか歩いているというのが現実のようだった.


彼は納経時間までに何とか大日寺に辿り着きたいという事だったので、彼の様子を見ながら上手くペースを作りながら一緒に大日寺へ向かった.何とか納経締め切り時間の午後五時までに大日寺に辿りつくことができ、N君が無事納経することができたのでホッとした.


大日寺の境内はお通夜の準備で忙しそうで、門の廻りには花輪が沢山並べられていた.大日寺のご住職が亡くなられた事は昨夜ペンション安らぎのご主人から聞いていたので知っていたのだが、ご住職の場合でも普通の形式の葬儀を行うのかと思ったら、ちょっと不思議な感じがした.


今夜の宿の名西旅館 花 は大日寺のすぐ隣にあり、エレベータも設置されている新しい宿だった.元々古くから営業していた本館の別館として建てられたようだが、現在はこちらがメインの宿のようだ.この宿のおばあちゃんもお遍路の間では有名なおばあちゃんらしく、最初はちょっと恐そうな厳しいおばあちゃんといった印象を受けるが、お遍路さんの事を色々と心配してくれる優しく頼もしいおばあちゃんだった.『そんな無理したらアキレス腱が切れてしまう』と口癖のように言っていた.この日は一体何人泊まっていたのか分からなかったが、宿は満員でとても賑やかだった.




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トラックデータ:Apr08Track.kml



この日の歩数: 31,119 歩 【累積歩数:161,139 歩 】歩行距離: 14.0 km【累積歩行距離: 89.1 km 】


宿泊先:名西旅館 花
      【TEL:088-644-0025 FAX:088-644-0074】
      http://www.myouzai.burari.biz/
      〒779-3132 徳島県徳島市一宮町西丁234

      朝夕2食付きで 6,800円程度
      洗濯機・乾燥機:有り(無料)
      エレベータ有り
      13番 大日寺のすぐ隣




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