8

22

2008

Windows XP SP3 インストールCDの作成

 

 この記事は、旧ブログ y2blog (http://y2itec.com/blog/) で紹介した記事を再掲載したものです. 

 

Windows XP SP3 インストールCDの作成方法 (Ed. 2)

 

 Windows XP の SP3 が正式にリリースされましたが、Windows Update で毎回アップデートをするのは膨大な手間と時間の浪費ですね.Windows XP としてはこの SP3 が最後のバージョンになるでしょうから、最初からSP3適用済みのインストーラCDが手元にあれば、苦痛を伴うWindows XP のインストール作業が少しは楽になりますね.
 
 そこで今回の記事では SP2 のインストール CD から SP3 を適用済みの インストール CD を作成する手順を紹介します.
 

準備するもの

 
 まずSP3 適用済みの インストール CD を作成するために必要なリソースを用意します.
 
 ・Windows XP SP2 のインストールCD (それ以前の XP, XP SP1 版 でも多分大丈夫です.未確認です)
 ・SP3 のスタンドアローンインストーラ (マイクロソフトのダウンロードサイトから入手できます)
   SP3 ネットワークインストール 日本語版
 ・ブータブル CD を作成可能な CD ライティングツール
(Roxio Easy CD Creator, ウルトラ ISO など )
 

作成手順

 
【この記事では文字入力の都合上 Windowsのセパレータ記号として ” \ ” (バックスラッシュ)を用いています.日本語版のWindowsをお使いの方は “¥” に置き換えて下さい】
 
 STEP 1.
 
  Windows XP が稼働しているマシンの空きドライブに “WinXPSP3″ のような名前のフォルダを作成し、
  そこに Windows XP のインストールCDの中身を丸ごとコピーします.
  この際にコントロールパネルの『フォルダオプション』の『表示』タブを開き、”保護されたオペレー
  ティングシステムファイルを表示しない(推奨)” という項目のチェックを外して、全てのファイルが
  表示されるようにしておいて下さい.
 ( この例では D:\WinXPSP3 というフォルダにコピーしてあります)
 
 STEP 2.
 
  マイクロソフトのサイトから ダウンロードしてきた SP3 パッケージを適当なフォルダ(この例では
   D:\SP3 )にコピーし、カレントディレクトリを “SP3″ に移して、次のコマンドを入力してファイルを
  展開します.
 
   CD D:\SP3
 
   D:\SP3> WindowsXP-KB936929-SP3-x86-JPN.exe -x
 
 
  上記のコマンドを実行すると展開先のディレクトリを尋ねるダイアログが現れますので、そのままOKを
  押して下さい.
 
  コマンドのオプションで -x:D:\SP3 とすると展開先のディレクトリを尋ねられることなく、直接指定先の
  フォルダに展開されます.
 
  無事展開が終了すると、”i386″ という名前のフォルダが作成され、その中に沢山のファイルが作成されます.
 
 STEP 3.
 
  SP3パッケージを展開したフォルダ “i386″ の中にある “update” という名前のフォルダにカレントディレク
  トリを移動し、次のコマンドを入力して インストール CD のコピーに対して SP3 のアップデートを施します.
 
   D:\SP3> CD i386\update
   D:\SP3\i386\update> update.exe /integrate:D:\WinXPSP3
 
  上記コマンドを実行すると、ソフトウェア更新インストールウィザードの進捗ダイアログが現れて、更新作業が
  始まります.
 
  以上で、インストール用のパッケージに対して SP3 を適用する作業は終了です.
 
 


 
 
STEP 4.
 
  最後にSP3 を適用したパッケージを Windows XP のインストール作業に使えるように、ブータブル CD
  として作成します.
 
  この作業手順は使用する CD ライティングツールによって大幅に異なりますので、自分が使うツールの
  作業手順を確認して下さい.
 
   私はウルトラ ISO というISO イメージファイル作成ユーティリティーを使用しましたが、このユーティリ
  ティーはイメージファイルの作成は行いますが、CD-R/DVD-R への書き込み機能は持ち合わせていません.
  従って CD-R/DVD-R への書き込みまで行うには、何らかの書き込みツールが必要です.私の場合は ROXIO
  の EasyCD Creator 6 を書き込みツールとして使用しましたが、EasyCD Creator 6 単独ではCDから直接
  ブートイメージファイルを抽出する機能が無く、ブータブルCDの作成は結構面倒な作業が必要でした.
 
   私が EasyCD Creator 6 の操作に慣れていないというせいもあるのでしょうが、結局 EasyCD Creator 6
  単独では上手くブータブル CD を作成することができませんでした.
 
 
  ウルトラ ISO を使用する場合の作業手順としては、おおよそ次のようになります.
 
  ・オリジナルの Windows XP インストール CD からブートイメージファイルを抽出し保存する
  ・抽出したブートイメージファイルを書き込みイメージに加える
  ・書き込み元のデータとして “D:\WinXPSP3″ フォルダの内容を丸ごと指定する
  ・最適化オプションを有効にして書き込みファイルサイズが極力小さくなるように設定する
  ・書き込みディスクの規定容量に納まらない場合は不要なファイルを削除する(エキスパート向け)
  ・CD-R に書き込む
 
  尚、日本語版のWindows XP のインストールCDはCD-ROMの記録容量ギリギリですので、SP3を適用する
  と1枚のCD-Rに入りきらなくなるかもしれません.なるべく記録サイズの大きなCD-Rを用意して下さい.
 
   私の場合はウルトラ ISOの最適化オプションを有効にして、700MBサイズのCD-Rにようやく納めることが
  できました.どうしても納まりきらない場合はCD-Rを諦めてDVD-Rに記録するか、あるいは不要と思われる
  ファイルを自分で探して削除する必要があるでしょう.
 
   但し、不要なファイルを見つけるのは Windowsの内部構造に精通したエキスパートでなければ難しいので、
  あまりお薦めできませんが、”DOTNETFX” という名前のフォルダは丸ごと捨ててしまっても良いかもしれま
  せん.このフォルダの名前から推測すると、恐らく .NET 関連のインストールファイルでしょう.
 
   .NETフレームワークは一般のユーザには殆ど関係ないのでCDに含めておく必要はないでしょう.仮に必要
  になった場合は、Windows Update などから容易にインストールできる筈です.
  (検証した訳ではありませんので、このフォルダを削除するかどうかは各自の判断で行って下さい)
 
 

ウルトラ ISOを用いた SP3 ブータブルCD作成作業の様子